2009年10月19日

新型インフルエンザワクチンについて

新型インフルエンザワクチンの接種が医療従事者を中心に10/19より開始されました。

すでに新型インフルエンザに感染して治療を受けた方も大勢います。

本来であれば全国民が接種の対象となるべきなのですが、国内産ワクチンの供給量

に限りがあるので優先接種対象者が決められました。

次に優先接種となるのは妊婦、基礎疾患を有する者となっています。

基礎疾患は以下とされています。

1. 慢性呼吸器疾患(気管支喘息、COPD、気道分泌物の誤嚥のリスクがある者)

2. 慢性心疾患(血行動態に障害がある者、ただし高血圧を除く)

3. 慢性腎疾患(透析中の者、腎移植後の者を含む)

4. 慢性肝疾患(慢性肝炎を除く)

5. 神経疾患・神経筋疾患(免疫異常状態、あるいは呼吸障害等の身体脆弱状態

  を生じた疾患・状態を対象とする)

6. 血液疾患(鉄欠乏性貧血、免疫抑制療法を受けていない特発性血小板減少性

  紫斑病と溶血性貧血を除く)

7. 糖尿病(妊婦・小児、併発症のある者。またはインスリンおよび経口糖尿病薬に

  よる治療を必要とするもの)

8. 疾患や治療に伴う免疫抑制状態(悪性腫瘍、関節リウマチ・膠原病、内分泌疾患、

  消化器疾患、HIV感染症等を含む)

9. 小児科領域の慢性疾患(染色体異常症、重症心身障害児・者を含む)



ご自身が基礎疾患に該当するかどうかは、かかりつけ医にご相談ください。

また妊娠中の方も産婦人科医に確認してください。


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Posted by まつなみクリニック at 11:59 │一般内科