2010年02月20日

ピロリ菌て最近聞きますが・・・ナニソレコワイ

今回はピロリ菌について投稿します。

日本人のピロリ菌感染者は6000万人いるといわれています。

胃の中に好んで住みつき、胃の壁を傷つける細菌で、1983年に発見されました。

正式名はヘリコバクター・ピロリといいます。

多くは乳幼児期に口から入って感染するのだろうと考えられています。



胃・十二指腸潰瘍の患者さんにピロリ菌を検査すると、約90%の患者さんがピロリ菌に

感染していて、胃・十二指腸潰瘍の原因になっていることがわかっています。

実際、ピロリ菌がいる場合は潰瘍の治療をしても1年後には60%以上の患者さんが

潰瘍を再発してしまいます。一方、ピロリ菌を除菌すると潰瘍の再発が著しく減少する

ことが報告されています。

胃癌の大部分も感染者であり、非感染者の胃粘膜に胃癌が発症することはまれである

ことも判明しています。

除菌治療は、一部の患者さん(胃潰瘍・十二指腸潰瘍と診断された人)に保険の適用

が認められており、病院などで上記の診断を受けた人はピロリ菌のチェックを受け、陽性

の場合は除菌治療を受けます。

潰瘍と診断されない健常な人の検査や治療は保険の適用外とされているので、全額

自己負担となります。

感染診断は、内視鏡検査の際に行なう鏡検や培養検査、血液・尿からの抗体測定、

尿素呼気試験、便検査などのいずれかの方法で判定します。

最近では内視鏡を受けなくてもピロリ菌の感染診断が可能なので、検査自体には

苦痛はありません。

ヒト胃粘膜の一生を劇的に変えてしまい、最近では胃外性病変でも関与が明らかに

なってきたピロリ菌の感染診断は、予防医学の観点からは一度受けておきたいもの

です。


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Posted by まつなみクリニック at 12:00 │消化器科